こんにちは!側島製罐広報の木原です。
2024年もあっという間に3月ですね。今シーズンも世の中にたくさんの缶をお届けできるようがんばります(*^^*)どうぞよろしくお願いいたします!
突然ですが今年の1月、側島製罐は初めての海外視察でドイツに行ってきました。
…というわけで、今回のそばじ間は海外視察の様子をレポートいたします!
そもそも…
愛知県の小さな缶屋が突然海を渡るなんて、入社して1年半経った私も想像していなかったことなんですが、ちゃんと理由があるんです。
改めてのご紹介になりますが、側島製罐には「世界にcanを」というミッションがあります。(弊社HPにも大きく載ってます!)
私たちが作る缶(CAN)で世の中を幸せでいっぱいにしていこう!(can)
という意味が込められたものです。
側島の缶は昔から長く人々の生活に寄り添い続け、
ある時は人の命を繋ぐもの
ある時は自分の宝物
ある時はお客様の大切な商品
時代と共に色んな想いを守り続けてきました。
愛知県の小さな缶工場から世界を少しでも幸せにしたい!そんな想いで缶を作っている私たちですが、、
世界のことを全然知らない!!
缶は日本だけじゃない。世界にはたくさんの缶が溢れているはずです。
用途や価値観も多種多様。10の国があれば缶の使い方も10通りなのでは…?
「世界にcanを」というミッションを掲げている缶屋として、世界に目を向けて缶の価値を磨いて行こう!ということで今回の海外視察は実現しました。
代表石川、広報デザインの木原、製造スタッフの3名で側島製罐の看板を背負い海を渡ります…!
ドイツの展示会アンビエンテとは
今回視察に行ったのはドイツのフランクフルトで開催された国際見本市「アンビエンテ」という展示会で、キッチン、家庭用品、ギフトアイテムやインテリアなど人々の生活に寄り添うものが並ぶ見本市です。
参加国はなんと170!(2023年実績)様々な国の生活雑貨を見ることができました!
東京のビッグサイトで開催される「東京ギフトショー」の規模の会場がなんと28会場もありました!
カラフルなアイテムが立ち並ぶブース
インテリア・オフィス用品のブースはたくさんのカラフルなアイテムが立ち並んでいました!
色彩豊かなアイテムが多く並んでいる中、ブースの全体の雰囲気はシンプルで洗練されたものばかりでバランスが取れていて思わず写真に納めたくなるようなものばかりでした!
色鮮やかなアイテムはエネルギーを秘めていて、見ているだけでワクワクしました(*^^*)
側島製罐にも最多19色のカラフルな缶「Canday缶」という缶があります!色の持つパワーの可能性を改めて実感したのでCanday缶で色々やってみたいと妄想が膨らみます…色だけに!(汗)
環境製品の魅せ方
日本でも環境に配慮したプロダクトは注目度が高いと思います。アンビエンテでも環境に配慮した製品がたくさん並んでいました。製品のイチ推しポイントが環境に配慮した製品!という感じではなくて、さりげないセールスポイントとしてアピールされている出展者さんが多かったように感じます。
展示方法もテキストではなく視覚的な魅せ方で「リサイクル製品なんだ」と分かる上、無駄なものがなくて洗練されていました。
環境製品を第一に謳わず、あくまでプロダクトデザインやブースデザインには手を抜かないという姿勢が伺えて、かっこよくてシビレました。
缶もリサイクル率が高くて環境に良い製品です!弊社では日本製鉄さんの低CO2鋼材「NSCarbolex® 」を日本で初採用しております。
…ですが世の中にまだ十分に周知できていません。
海外の展示を見て缶という環境製品の魅力を伝える方法はまだたくさん眠っているなと思いました!
私たちも缶屋として環境に良い製品を魅力的に世に伝えていけるように、頑張らなければいけません!
海外で頑張る日本企業さんたち
9000km離れたドイツの地で出展されている日本企業さんもたくさんいらっしゃいました!
中でも同じBtoB企業として新規事業に挑戦されている製造業の企業さんもいてとても元気づけられました!
少しではありますが、ご紹介させていただきたいと思います!
錦城護謨株式会社さん
ゴム部品や土木事業・福祉事業を幅広く展開されている錦城護謨さん。
オリジナルブランド「KINJO JAPAN」製品のシリコーングラスを出展されておりました!一見ガラスにしか見えないグラスをくにゃっと曲げて来場者の方が驚かれているのが印象的でした!
宝和化学株式会社さん
車のシートを製造されている宝和化学株式会社さん。なんと同じ愛知の製造業さんということで、感動!(世界は広いようで狭いですね…!)
シートの廃材を使ったアップサイクルのプロダクトを出展されておりました!
乗富鉄工所さん
九州の水門メーカーの乗冨鉄工所さん。オリジナルアウトドアブランド「ノリノリライフ」を今回出展されておりました!自社製品の開発・発表・販売を通じ、町工場の活性を目的としたコミュニティ「町工場プロダクツ」のお仲間でもあります!
なんと乗冨鉄工所さんが今回出展されていた「ヨコナガメッシュタキビダイ」が、世界で最も著名で権威のある国際デザイン賞のひとつである「iF DESIGN AWARD 2024」を受賞されたそうです!おめでとうございます!
日本の製造業として新たな価値を作っていくため、世界を舞台に勇猛果敢に飛び込むみなさんの姿に元気付けられました!
初めての海外視察(展示会編)レポートは以上になりますが、海外の展示会を実際に五感で感じることができるのはとても貴重な経験でした!今回ご紹介したのは缶以外のものでしたが、側島の缶の今後の発展に生かせるヒントがたくさん落ちておりました!今回の視察で得たものを缶に落とし込むのが楽しみです(*^^*)
次回は海外の缶事情編をお届けいたします!ドイツの地にも缶がたくさんありましたよー!お楽しみに!